介護について(その後)
先日、かつての勤め先の病院の先生から訃報を受けました。
人ではなく犬です。
当時自分が担当していた子が亡くなり、その経緯についての知らせでした。
以前このブログでご紹介したのですが ⇒介護について - 公園通り動物病院 blog
CT検査で脳腫瘍(疑い)の診断を受けていた子でした。画像上はおそらく良性の髄膜腫であろう、といわれていましたが、脳の圧迫による神経症状で一時は立つこともできなくなっていたため、そう長くないだろうと思われていました。
しかしその後、とくべつな治療をしたわけでもないのですが、驚異的な回復を見せ、1年以上も順調に過ごしていたのですが、先日から調子を崩し亡くなったそうです。
診断から2年半は経っているはずなので、かなり長く頑張ったと言えます。
CTなど診断技術の向上により、以前はわからなかったことがわかるようになり
飼い主の方は結果としてつらい事実を知ることもあるかと思います。
しかし生物の体というのはそんな予想をやすやすと乗り越える強さももっています。
やはり生体に対しては、常に謙虚に向き合わなければなりませんね。