公園通り動物病院 blog

開院7年目の動物病院です。病気の解説のほか、院長がどんなことを思いながら仕事をしているのか、あるいは診療にあたってのポリシーのようなものなどを飼い主様にお伝えし、ご理解いただく一助となればと思います。おつきあい頂ければ幸いです。更新は少な目です。。。病院HPはこちら www.parksteet-ah.com

腫瘍科

学会参加

獣医がん学会に参加してきました。 地方から上京する人間に配慮していただいたのか、少し前から会場が変わり 羽田からのアクセスが良い場所になったおかげで大変楽になりました。 今回のシンポジウムテーマは口腔メラノーマ(悪性黒色腫)でした。 犬の口に…

介護について(その後)

先日、かつての勤め先の病院の先生から訃報を受けました。 人ではなく犬です。 当時自分が担当していた子が亡くなり、その経緯についての知らせでした。 以前このブログでご紹介したのですが ⇒介護について - 公園通り動物病院 blog CT検査で脳腫瘍(疑い)…

肛門の腫瘍

血便がひどいとのことで中型犬、10才(♀)が開院早々に来院されました。 たしかに肛門から出血しているのですが、よく見ると何かしこりが覗いています。 明らかに便ではありません。 そこで直腸検査で触診すると、片側の肛門嚢に2~3cm大のしこりがあります…

多飲多尿の話

開業にあたり勤務先を退職する際、担当していた患者さんは、同僚の先生方に引き継ぐことになります。 経過が安定していれば安心して引き継げるわけですが、中にはそう都合よくいかない子もいました。 そのような懸案の一例について最近、当時の同僚のS先生が…